2005年10月30日 (Sun) Depth [長年日記]
_ [旧日記] Depth
おもしろい記事発見。
「計算的な深さと脳」(http://homepage3.nifty.com/mogami/articles/depth.html)
入力の小さな変動が出力の大きなそして予測不能な変動に繋がるのは計算的に深いアルゴリズムの特徴だった。深いのが必ずこの種の不安定を持つわけでは無いが、深く無ければこの種の不安定は存在し得ない。
だとすると、人工知能的アプローチの失敗は計算的に深すぎる為であると想像する事もできる。
人工知能じゃないけれど、気象に関する数値モデルも
この人の言う "計算的に深い" アルゴリズムだろう。
だからこそ、天気予報は当らない(苦笑
そこで、同じような問題が生じる。気象のプログラムも、「恐らく間違って」計算的に深いのか?
まぁ、プログラム (or 数値モデル) を作る側からすれば、
「計算的に深い」ものを作る方が圧倒的に楽だという事情もある気はする。
「計算的深さ」を浅くするには、
人間がかなり頭をひねらなければならないからねぇ。
はてさて、どうすればいいのやら。
というか、どうすればいいのかがわかれば、
地球シミュレータも必要ないのか…?
上にあげた記事、「難しくてよくわからん」という人も多いかも知れないが、
この問題は、そういう人たちにとっても無縁ではないかも知れないと
私は思うのである。
というのも、PC用プロセッサは動作クロック数が事実上 "頭打ち" 状態になりつつあり、
時代はマルチコアへと移行してきている。
つまり、近い将来、この「計算的深さ」の問題は、
「普通のパーソナルコンピュータ」にとっても
大きな障害になってくるんじゃないかと…?
誰か頭のいい人が解決してくれることを期待しつつ。
人間の脳ミソというのは不思議だ。
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